電マとは何か?

十人十色・電マへの疑問に私が答えましょう

【AV内での起用と曖昧な歴史】

電マは元はと言えばエッチな意味など無い、健全なマッサージ機でした。それが何時から「エッチな意味での電マ」になったのか?調べてみるとセックスカルチャーのマスメディアであるAVと深い関係がありました。

健全なるマッサージ機であった電マをエッチなものだと世間に知らしめた確信犯はAVであると断言できます。挿入する事なく、性器にあてるだけで女優の大きなリアクションを撮れるため、AV業界が電マをこぞって起用した事から電マが急速にマスメディア上に普及しました。

しかしそれがいつ頃で、なんという名の作品を機に普及していったかについては諸説あり断言する事ができません。1980年代には作品に登場していたという説もあれば、1990年代になって一部のマニア向け作品で登場したという説もあります。それ以前や以降であるという説は目にしないので、大幅な予見ではありますが電マが普及したのは1980年~1990年代であると言えそうです。そして一般人が、家電量販店等で売り出されていたものをエッチな目的で買ったり、販売店側がエッチな目的で売り出したのが2000年前半と言えそうです。(筆者がこの流れでの電マ購入世代であるが故)

【呼称・呼び名について<海外編>】

電動マッサージ機、略して電マでありますから国内での呼称についての言及は割愛します。
それよりも海外での呼び方が面白いのでご紹介。 まず、日本で有名な電マと言えばパナソニック製或いはフェアリーシリーズでしょうが、欧米圏では断トツでHITACHI(日立)製のものが人気です。英語でDenmaと言っても通じない事が多いですが、「HITACHI」なら通じるんです、ポルノサイトも「HITACHI」のカテゴリがあったりしてちょっと驚きです。
他にはその形状から「Wands(杖)」「Magic Wands(魔法の杖)」と呼ばれていたりします。後者の「Magic Wands」はハリーポッター発祥の国イギリス人にふざけて言ってみると予想以上にウケます。(笑)
ちなみにこのHITACHI MagicWandはまさにこの名で2016年に、TIME誌が発表した「史上最も影響力のあったガジェット50」にて41位に選出登録されています。(現在は残念ながら廃盤)

【国内に流通する電マ御三家のご紹介】

1) パナソニック製スライヴハンディマッサージャー

ヘッドがグレイで持ち手が白の昔からよく目にする所謂電マ。医療機器承認番号を取得している、列記としたマッサージ機、100Aのパワフルな駆動力が幾多もの女性を昇天に導いてきた。もちろん身体の随所に使用できる。
ハンディマッサージャーが、「電マ」がエッチなものになった火付け役であるが、強弱の二段階調整・性器用にしては大きいサイズ感で、女性向けアダルトグッズとしての優しさには疑問が残る。

2) Fairy(フェアリー)

ヘッドは白、持ち手は薄ピンクの可愛らしいデザイン。ハンディーマッサージャーが「電マ」化した事を受けて、国内大手アダルトグッズメーカーの女性社長が考案したものである。
ロールによる微細な強弱変化が可能であり、持ち手も女性の手にフィットする先細りしたデザイン。こちらは医療機器承認番号を取得したものでは無いため完全にアダルトグッズ、某大手通販サイトにおいてはフェアリーの購入ページにアクセスすると年齢確認画面になる。ニーズに合わせた派生シリーズが多数ある事も特徴。

3) ピンクデンマ

某動画で話題になった「絶対にイカない女VS絶対にイカせる電マ」で登場したのがこちらの電マ。カラー展開が豊富で見た目のお洒落さは群を抜いていますし、全体的にラウンドした小型デザインが女性受け抜群。
シリコン素材で柔軟性に富み、ヘッドと本体の付け根がしなる、しかしここに亀裂が生じる事もある(これは私が激しく使いすぎたせいか…)

【十人十色・電マへの疑問に私が答えましょう】

なんと言っても筆者は電マを使い続けて合計10年、パナソニックのものは8年も使っていました。電マが家電量販店にて販売された時に、それがまだ健全なコーナーにまっとうな顔をして鎮座していた時に、「これ、裏動画で観たやつだ」と思い出して購入したのが十代後半の頃。それから毎日のようにオナニーに使ったり、他シリーズに手を伸ばしてみたりと、一応の電マ遍歴を辿ってきていると自負しております。そんな私がよく耳にする質問に答えさせて頂きます。

Q1. 電マって痛くないの?どうやって使えばいいのか分からない?

これは男女共に多く聞かれますが、使い方を間違えると痛く感じやすく、一方でなだらかに刺激に慣らしていけば痛みより程よい「くすぐったさ」を感じると思います。

【電マの気持ちい使い方講座】

○ 痛いと感じてしまう使い方とは…

電マ初体験の人の性器や性感帯に、最大力でしかも押し付けるように刺激を与える事ですね、これは慣れてきた人でも痛いと感じます。(電マニアの中にはこの刺激を求める人もいる)

○ 優しい使い方とは…

まずラブホテルにあるタイプなどの、他者が使う可能性がある電マにはコンドームを被せましょう。そしていきなり性器にあてません、最終的に膣を狙うなら足先から太もも→反対も同様にじんわり下半身の血行を促進し、それを性器に集めるイメージで愛撫します。(オナニーの場合も同様に、荒ぶる性欲を我慢してやってみましょう)

そして電マをあてる前に軽く指や舌でクリトリスや膣口をほぐし、出力弱からあてていき、決して押し当ててはいけません。オナニーの方は自分の感度に耳をあてて。

そして注意点、電マはバイブやディルドと違うので本体を激しく動かす必要はありません。押し当てず動かさず、パートナーのベストな位置を丁寧に聞き、決まったら無駄な事はせずじんわりその位置をキープしましょう。一番良い位置に当て続けたら、イく事に抵抗のない女性ならクリイキができるはずです。

Q2. 電マをもっていたら彼氏に変態と思われてしまう?

A ズバリあなたパートナーの仲次第

この質問をされる事が多いのですが、それってもう彼氏に聞くのが一番早いじゃんと思いつつ、「彼氏に聞けないから私に聞いてきてくれてるんだ」と悦びを感じ、回答します。 たしかにパートナーの性格次第なのですが、私の周りの男性に聞くと「嬉しい、僕のペニスにもあててほしい」「隠そうとしてたら猶更興奮する」なんて言い出すタイプが多いので参考にならず(笑)友人女性たちに「電マ持ってる?」と聞いてみました。

すると意外とみんな持っていて驚きました、シングルちゃんも彼氏持ちも人妻も、「電マいいよねー!」と盛り上がってしまいました。

パートナーに見つからないように隠している人もいますが、みんな電マの快感を享受してます。そりゃ世界中の女性も男性も虜にした電マですから、発祥の国の日本人が恥ずかしがっていてどうするんだと。
彼氏の目を気にして電マ(だけでなくその他アダルトグッズも)に手が出ない貴女、まずその他人本位な考えをやめてしましなさい、そもそも電マ所持だけで変態様にはなれません。彼氏もどんな性癖があるのか分かりませんし、まぁエロい女が嫌いな男っていうのも存在しますから、そこは私からは見えませんので貴女の目で確かめて。 ここは独り言ですけど、私自身の快楽や好奇心を尊重してくれない彼氏なんて私は耐えられませんねぇ。

Q3. 電マを使いすぎると指や舌で愛撫された時に感じなくなってしまう?

A はい、感じなくなる時期もあります。

女性のクリトリスには8000以上の神経が集まっており、それらの全てまたは一部を超強力で刺激するのが電マです。8000以上の無数の神経の内いくつかは電マの刺激に慣れてしまって「感じない」と感じる場合もあるのは仕方がないです、どんなアダルトグッズにだってその心配は不随します。

しかしいくら電マと言えど果てしなく張り巡らされた神経全てを手慣らす事は不可能と言えます。また、性感は単なる神経刺激ではなく心理的要因に左右される事が多いため、相手やシチュエーションによっては電マよりも弱い刺激関わらず、とてつもない気持ちよさを感じる可能性もあります。

私自身、そして私の友人も口を揃えて「もう電マ以外欲しくない!」なんて言っていたかと思えば、憧れの人の念願のクンニを受けて絶頂に達したりと、女性の性感って奥が深すぎます。 だから「電マ=強い刺激=慣れてしまって不感症」という方程式は取っ払っていいと思います。

それでも不安ならば、数日間ほど電マ禁すればいいのです、電マ禁によって溜まった悶々のパワーはすごいですよ。舌先でツンツンされただけでも、全身に甘い痺れが走る程に感じる、かも。

【多様化していく電マ】

○ 軽量化とコンビニエンス化

先日繁華街を歩いているとアダルトグッズショップ店先に「電マガチャポン」たるものを発見しました。一回500円でガチャをまわしてみると、手の平にコロンと乗るキーホルダーサイズの電マが出てきて驚き、電マの軽量化はここまで来たかという感じです。

○ 性別を越える

電マと聞くと女性用のイメージが強いですが、そんな古臭いイメージを払拭する商品が多く出回っています。 そもそも電マそれだけでも十分に男性を感じさせる事ができるのをご存知でしょうか?
ペニスの亀頭と竿の付け根に当てると多くの男性が「え?あッ…ぁぁん」なんて可愛い声を挙げてくれますよ。

商品でいうと、男性用ペニス刺激型アタッチメントの進化も目まぐるしく、全体を覆うオナホールタイプ・亀頭刺激タイプなど。アナル(Pスポット)刺激専用のアタッチメントもかなり増えてきました。

○ アタッチメントの進化

ただヘッドに着けて電マの刺激を伝達させる媒体としてのアタッチメントではなく、アタッチメント自体に息が吹き込まれている時代なのです。振動・うねり・縦揺れなど、バイブのポジションを危うくさせるようなアタッチメントの出現が電マファンとしては嬉しいばかりです。

○ 電源の多様化

「コード直結の100Aの刺激を味わえる」という謳い文句で一躍アダルトグッズ市場に舞い降りた電マですが、今の電マそれをベースに現代版進化を遂げ続けています。例えばコードレスのUSB充電式でも超強力刺激を味わえるものや、電池式のものも相変わらず人気です。

これからの電マはどのような進化を遂げていくのか、電マファンとしては目が離せないばかりです。皆さまの性感帯に寄り添う電マ、精神が摩耗した日でも帰れば愛しの電マが待っている。電マは性器だけでなくあなた自身に寄り添う堅実なパートナーなのです。

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