お客様N(14)| 手枷・足枷

かなりの時間が経ち、添島の奴今日は失敗したか……と成田が思い始めた頃、プレイルームのドアが開いた。

添島が中に入る。
おどおどしながら農家の女房・文江がついてくる。

「まあまあ座ってよ、文江さん」

添島がコーヒーを二杯いれて持ってくる。

「本当はお酒の方がいいけど、文江さんバイクだもんね」

「添島さん! 私本当に、こないだのようなことは……」
文江が顔を上げ、訴えるように言った。
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