春をひさぐ女(5)|ホストクラブ

haruwohisagu5夕方5時にオフィスでの仕事が終わると、
リカは真っ先に席を立ち、
足早に更衣室へと向かう。

私服に着替えているうちに、
同僚たちがぞろぞろと入ってくる。

「あ、それ
 ヴァン・クリーフ&アーぺル
ペンダントね」

「ホントだぁ、いいなぁ、
私も欲しいわぁ」

「靴はマノロ・ブラニク
リカってセンス抜群だよね」

女子たちの羨まし気な言葉は、
リカにとって最高のスパイスだ。
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