甲府盆地の暑い夏 (1)|ある夜の出来事

それは突然、やって来た。 「その時」までは、いつも通りだった。 少なくとも阿川はそう思っていた。 ホテルの部屋に入った阿川と香織は、 バッグを放り投げると飛びつくように抱き合い、 お互いの唇をむさぼり合った。両方が獣のよ […]