25話 『花びらの行方』

karenaihana25その日は金曜日の朝だった。

勇一は週末に出勤し、月曜も火曜も
社長の代理で韓国に出張していたので、
水曜は休みをもらって自宅にいた。

そして偶然に亜熱帯の花びらを見つけて
妻を疑い、問い詰めたのだ。

シーツの上に落とされたウィバイブ4が
振動してから、まだ三十分も経ってはいない。

ベランダには洗濯物が半分干したままだし、
寝室のドアは開いたままになっている。

ベッドで仰向けになった瑞樹から、
風に揺れる洗濯物がよく見える。

このままだとベランダ越しにお隣りに聞こえてしまう。
だから声は出せない。

枕カバーの端を口に頬ばって噛みしめながら、
勇一の貪るようなクンニの快感
瑞樹は必死にこらえていた。
続きを読む 25話 『花びらの行方』