お客様N(5)|1年ぶりの感覚

成田は陰鬱な気持ちで、ソファに体を沈めた。今日も失敗だった。
それなりの性的興奮をし、夢中で女子大生の身体をまさぐったものの、勃起はしなかった。

「……一応DVDも用意してありますが、ご覧になりますか」

重い空気に耐えかねたように、秘書の玲子が言った。アダルトDVDのことだった。
様々なジャンルのアダルト映像を見ることで、何かが成田の中枢神経を刺激するかもしれない。
それを期待して、時々見ていた。
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