8. 好敵手と協力者 

まさか弘美とそんな関係になってしまうとは予測していなかったのだが、現実は動いてる。

そして、玲奈という存在が厄介になっていた。
なにせ、頼まれた事とはいえ彼女の交際相手の役を演じるのだから弘美がやっかんでいる。

自分からも頼んで置きながら、やきもちを焼くというのが女心なのだろうか。

弘美にとっての玲奈は好敵手になっているのかも知れない。そう思いながら玲奈の彼氏役をやっと終えた。

「誠兄ちゃん、お疲れさま。玲奈から聞いたよ。」

屈託のない声で電話があった。
そして、明日そっちにいくね。とも。

aka8仕方ない、先ずは部屋を片付けておこう。

しかし、ここで弘美と始めてしまうと隣には丸聞こえになる筈だ。
それはヤバい。

致し方なくラブホテルを利用する事にした。

鞄の中に「手枷」「首枷」「腿枷」と
今回新しく購入した「アイマスク」と「ボディクリップ」を入れる。

この前に弘美が言った
「他にもあるの?」に応える為に買ったものだ。

昼少し前に、弘美が訪ねてきた。

「こんちわー。」

「へぇ、意外と綺麗にしてるんだ。どれどれ。」

と部屋の中をウロウロする。

「んっ!」

と宝物を見つけたような顔をして
PCの電源を入れるとお気に入り登録をクリックした。

「おい、ちよっと・・。」

と言うよりも弘美の動きは早かった。

「なるほど、こうやって勉強して私で試したのかぁ。」

どうやらもここに長くいるとマズそうだと考えた誠は、秘密兵器をチラつかせる事にした。

「すごいグッズを買ったから、ホテルへ行こう。」
と耳元で囁く。

ホテルに着いて、弘美は部屋の中を珍しそうに見回す。

「うわぁ、凄い。」

感心するのは仕方ないだろう。
なにせこの部屋はSMチックな作りとなっている。

部屋全体が赤で統一されているので
嫌がおうにも盛り上がりそうだ。

「弘美、こっちへおいで。」

そういって弘美を呼び、ベッドの上に座らせる。

「目をつむって。」と目をつむらせたまま、赤いアイマスクを被せる。

顔半分が隠れる程の大きもので
赤いエナメル質の光沢がさらに臨場感を盛り上げる。

「えっ!」「何も見えないよ。」

そういう弘美から服を脱がせていく。

そして、全裸にした状態で両手を後ろに回して「手枷」で固定する。

「やだ、ねぇ誠兄ちゃん、どうしたの?」

「大丈夫だよ。心配いらないから。」
そういいながら、「首枷」を付ける。

「何も見えないって、すごく感じるね。」

そう言いながらも一抹の不安を感じているのかもしれない。ある意味では当たりだ。

軽い金属音を立てながら、
ボディクリップ」を首枷に着けると
弘美の興奮はさらに高まったようだった。

すでに、座っているベッドのシーツに染みが出来ていた。

「鎖みたいや音がしたし、首の所に着けたみたいだけど・・・。」

「どうするの・・・?」

弘美の頭の中では、
犬の首輪に鎖をつけた感じなのだろう。

「これは、ちょっと違うんだよ。」

「どんなふうに?」

見えないと言う事は非常に都合が良い。

「ボディクリップと言うんだ。」

「ボディ? クリップ?」

「そう、首に繋いでおいて先っぽにはクリップがついてるんだ。」

「クリップ??」

「そう、そしてこれを・・・。」

両端にあるクリップでほぼ同時に弘美の両乳首を挟んだ。

「えっ!?」
「ひっ!や、やだ。やぁん!」

一瞬で弘美は絶頂に達してしまった。

ただクリップで乳首を挟んだだけだったのに
この衝撃は強すぎたのだろうか。

素晴らしい協力者を得た気分で誠は高揚していた。

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