春をひさぐ女(10)|再会、そして今

haruwohisagu10関口は、自分の会社が
ようやく持ち直したことや、
リカに会うために
ゴージャスリップに行ったことを話した。

「でも、君はすでに店を辞めていた。
だから、君のことを随分探したよ」

男は女の小柄な体を強く抱きしめ、
服を脱がせた。

もどかし気に自分の衣類を脱ぎ捨てると、
女性器から出た液を舌で掬い取り、
そそり立ったペニスを沈めた。

「ああ、リカの躰だ。
夢にまで見たセックスだ」
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春をひさぐ女(9)|結婚

haruwohisagu9デートクラブでの初日、
リカは5人の客を取った。

1人1万円がリカの取り分だ。

しかし野上が
リカに渡したギャラは2万5千円だった。

「どうして?私のギャラは5万円でしょう」

リカは驚いて尋ねた。

社長は声を荒げて答える。

「ジュンにリカちゃんのバンスとして
100万円渡しているよ。
だから、毎日のギャラから引かせてもらう。
君、知らなかったの?」
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春をひさぐ女(8)|転職

haruwohisagu8「風俗業界での1年は、
一般社会の3年に相当する」

その言葉をイヤというほど実感したのは、
リカがゴージャスリップに勤め始めてから
5年目のことだった。
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春をひさぐ女(7)|開店

haruwohisagu7ジュンがリカに
300万円の無心をしてから半年ほどして、
ホストクラブ「アーバンナイト」がオープンした。

リカも早速花束を持って開店祝いに訪れた。

店内には胡蝶蘭やシンビジウムの鉢植え、
それにリカが今まで見たこともない、
高価な紫のバラまでもが所狭しと並んでいた。
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春をひさぐ女(6)|バンス

haruwohisagu6ジュンは羽箒で
乳首の先からクリトリスまで撫でまわす。

「はぅ。お願い……
焦らさないで……」

リカは耐え切れずに声をあげる。

 

 

蜜壺から溢れ出す淫液を掬い取りながら、
巧な舌技でリカの陰唇を弄り続けた。
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春をひさぐ女(5)|ホストクラブ

haruwohisagu5夕方5時にオフィスでの仕事が終わると、
リカは真っ先に席を立ち、
足早に更衣室へと向かう。

私服に着替えているうちに、
同僚たちがぞろぞろと入ってくる。

「あ、それ
 ヴァン・クリーフ&アーぺル
ペンダントね」

「ホントだぁ、いいなぁ、
私も欲しいわぁ」

「靴はマノロ・ブラニク
リカってセンス抜群だよね」

女子たちの羨まし気な言葉は、
リカにとって最高のスパイスだ。
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春をひさぐ女(4)|同棲生活

haruwohisagu4店が終わると、
リカはタクシーでアパートに帰る。

大急ぎでドアを開け、
いつものように声をかけた。

 

 

「ただいま」

すると、
くわえ煙草のジュンが部屋から顔を出す。

「よう、お疲れ」
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春をひさぐ女(3)|コンパニオンとしての日々

haruwohisagu3「いらっしゃいませ。
ご指名ありがとうございます」

ピンクを基調とした部屋に
リカの明るい声が響く。

ジュンに頬をぶたれ、
激しくまぐわった翌日、

リカは一皮むけたかのような気持ちで働き始めた。
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春をひさぐ女(2)|初出勤

haruwohisagu2ジュンが店を出た後、ママがリカに声をかけた。

「じゃあアンタ、
年齢を証明できるモン出して。
18歳未満だとこっちがパクられるからね」

リカが持っていた運転免許証を差し出すと、
ママはそれをコピーした。
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春をひさぐ女(1)|出会い

haruwohisagu1昼さがりの「カフェ・みるきー」は、
おしゃべりを楽しむ客たちで賑わっていた。

里香子は、カウンター席に座り、
運ばれてきた珈琲を一口飲んだ。

「あれからもう8年。
この店のちょうどこの席だったわね」

ひとりごちながら、記憶を手繰るように遠くを見つめる。

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