25話 『花びらの行方』

karenaihana25その日は金曜日の朝だった。

勇一は週末に出勤し、月曜も火曜も
社長の代理で韓国に出張していたので、
水曜は休みをもらって自宅にいた。

そして偶然に亜熱帯の花びらを見つけて
妻を疑い、問い詰めたのだ。

シーツの上に落とされたウィバイブ4が
振動してから、まだ三十分も経ってはいない。

ベランダには洗濯物が半分干したままだし、
寝室のドアは開いたままになっている。

ベッドで仰向けになった瑞樹から、
風に揺れる洗濯物がよく見える。

このままだとベランダ越しにお隣りに聞こえてしまう。
だから声は出せない。

枕カバーの端を口に頬ばって噛みしめながら、
勇一の貪るようなクンニの快感
瑞樹は必死にこらえていた。

をつくつもりはなかったし、
実際についてもいない。

最後まで話せたら、
室生のことも夫に告白するつもりだった。

ところがそれができなかった。

「ネットで買ったの…
こことここをね…こうやって…」

勇一にとっても、
アルファベッドのCのカタチをしたそれは、
とても男女でプレーが楽しめるものには見えず、
あくまで瑞樹一人で慰めるだけのものだと誤解をした。

「やって見せてみろ」

そう言いつけて、
瑞樹が目の前でパンティを脱ぎ、
萌芽と蜜道、
あるいは蜜道と蕾に押しつけて使うのを見て、
妻がこういうもので慰めていると
勝手に思い込んでしまい、
ショックと同時に勇一は激しく興奮してしまった。

ウィバイブ4はそれだけではない。

これを使いながら、
同時に男根も蜜道に挿入して、
バイブを男女で享受しながら
愛し合えるのだということを聞かないうちに、
瑞樹の花びらを夢中でしゃぶり始めた。

ウィバイブ4は
そのままベッドの端に投げ出されたままにして。

これまで数え切れないほど、
勇一の男根を口にくわえて愛撫をしてきた。

場所も寝室だけではなかった。
浴室でもキッチンでも居間でも。

口に出される、
妊娠とはまったく関係のないフェラを、
瑞樹は夫の求めに応じてやってきた。

それが愛情のカタチだと思っていたから。

だから卵子にかけてほしい精子であっても、
愛しているから飲み込めもした。

けれど勇一がクンニをしてくれたのは
数えるほどしかなかった。

「んんっ!…んっ」

その日のクンニは、交際から結婚、
夫婦になってまでの二人の歴史の中で、
一番激しく、愛情に満ちたものだった。

舌の這わせ方、
蜜の啜り方、
萌芽の吸い方、

と同時に蜜道に挿れた指の動かし方。

枕カバーを頬ばったまま、
瑞樹は二度、いや三度も絶頂に襲われた。

三度目の絶頂に痙攣する妻を見つめながら、
勇一はようやくパジャマとトランクスを脱ぎ捨てて、
唾液と蜜にまみれた花びらに漲った男根を
ズブズブッと押しこんできた。

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