7話 厄介な玩具

karenaihana7作詞教室が終わり、
雑居ビルの前で皆と別れた。

「すみません、お先に失礼します」

夫の晩ご飯を作ると嘘をついて、
わざと足早に立ち去った。

電車に乗り、四つ先で私鉄に乗り換え、
二つ目の駅前の喫茶店で室生を待つ。

小一時間もすると、
さっきまで教壇で教えていた室生が、
目尻に皺を作って店に入ってくる。

珈琲代は室生が払ってくれる。
ホテル代は割り勘と決めている。

先週のは風呂が汚かったので、
今夜は新しいホテルにしようと
小声で話しながら駅の裏通りを寄り添って歩いた。

風呂はまず合格だった。
ジェットバスもある。

照明を暗くして、熱い湯を泡立て、
瑞樹が先に湯に浸かって待っている。

ベッドで煙草をゆっくり一本吸い終えた室生が、
股間にタオルをそっと当てて入ってくる。

その仕草も年寄りそのままだ。

そういえば子供の頃、
祖父の同じ姿を見た記憶がある。

あれは銭湯の男湯に連れて行ってもらったのだろうか。

「背中、ホクロがいっぱい」

浴槽の縁に肘をつき、
シャワーの湯で股間を洗う室生の背中を眺めた。

「よく言われる」

「誰に?」

「昔の話しだよ」

瑞樹が少し場所を譲って、
室生が湯に足を入れてくる。

「よく見せて」

縁に室生を座らせ、
左右に開いた太ももに二の腕を掛けて、
老人の股間を覗き込む。

いつものように萎えている。

だけどサイズでいうと夫の勇一よりも大きい。

亀頭がウズラの卵のようにプリッと丸いのを瑞樹は初めて見た。
勇一のは先にいくほど細くなる。

「…ねぇ先生」

亀頭を優しく手のひらにおさめながら瑞樹が言った。

「もう大きくなることってないの?」

「無理だろうね」

湯の中、室生が足の親指をそっと瑞樹の花弁に擦りつけてきた。

「いい女に、こんなことしても勃たないんだから、見込みはないね」

「嘘」

湯の中、室生の足首を掴み、
自分の股間にゆっくり引き寄せた。

親指がクリトリスに強く擦れた。
生理前だからいつもより敏感になっている。

ズキッとするような痺れがお尻に広がり、
ゆっくり背筋を這い上がってくるのを感じた。

「私って、タイプじゃないんでしょ? だから」

「そんなことないよ」

濡れた頬にはりついた髪の毛を優しく耳の後ろに撫でつけて、ついでに瑞樹の頬を撫でながら室生が言った。

「そうでなきゃ、勃たないのをわかってて、ホテルに君と通ったりしないさ」

男根を握り直し、亀頭を顔の前に合わせた。
唇をすぼめ、頬にするようにキスをした。
小刻みに音を立て、何度も何度も。

そのうちに唇から舌がこぼれ、
こんどは濃密なフェラを始めた。

「んんっ」

萎えたそれを、喉の奥までくわえこんだ。
口の中すべてに、潰れた男根が縮まって埋まった感触だった。

それを一気に吐き出す。
室生の褐色の男根が瑞樹の唾液で濡れ光っていた。

湯の中、掴んだ足首に力を入れ、
親指を膣に導いた。

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