7 秘密の館|フィットネスクラブとアナルプラグ

fit7まろやかな風味の赤ワインも気が付いたら、ほとんど空になりそうです。JBがそのボトルを見て「デザート代わりに面白いところにいかないか?」と囁きます。彼の顔を見返すと、例の悪戯っ子の顔でにっこり。いいわ、面白いところね。連れて行って。

表に出ると夜風が火照った頬を撫でて気持ちが良いんです。それにこらからどんなサプライズが待っているんだろうって胸を膨らませるなんていつ以来かな……。

黒いリムジンが来ました。どこか近くに待機していたんですね。ドライバーさんの開けるドアに乗り込み出発します。

車内のキャビネットからクリスタルのデキャンタボトルを取り出して、小さなクラスに琥珀色の液体を注ぎいれるJB。

「今夜に乾杯」

グラスを合わせて口に含みます。
強いアルコール特有の濃厚な甘みが口に広がります。

「これもうちの田舎で造らせたブランディだよ。いがいとイケルだろ?」

JBは私の肩を引き寄せて、耳元に囁きます。彼の唇が私の耳に微かに触れると、私の躯にビリッと電気が走りました。

車はどうやら郊外ではなく都心に戻るようです。海でも見える所に別荘でもあるのかなと思いましたが、どこに行くのでしょうか?お酒で集中力が緩んだ頭でぼんやりと考えていました。

JBは手入れの行き届いた指で私の耳朶や髪の毛をそっと触っています。指先からの刺激がじわじわと躯に染み込んで行きます。私は腰の力が抜けていくような感じで軟らかい皮シートに躯を任せます。

「着いたよ」

JBの手が私の手を握り、ドアから私を引くように降ろします。どうやら湾岸地区の倉庫みたいな建物です。JBと腕を組んで入り口に歩み寄ります。

背後にリムジンが走り去る音を聞きながら、JBが扉にある郵便受けのような蓋を上に開きます。そこにはキーボードが組み込まれていました。さっと指先でパスコードを叩くと、後ろに下がります。

ひと一人が通れる大きさのドアが音もなく開きました。JBは玩具を見せびらかす子供のような笑顔を見せます。「さあ、楽園へ行こう」そういうと私の手を取り建物の中に入りました。

ドアをくぐり抜けると、そこはエントランスホールのような佇まいです。足元には毛足の長い絨毯が敷かれ、壁は大理石。正面に生花がアレンジされた花瓶がスポットライトを浴びています。その横にエレベーターの扉が見えました。

エレベーターに乗り込み、IDカードをスロットに差し込むとドアがしまり自動的に目的の階に進むシステムのようです。JBは私の腰に手をまわして、「きっと驚くよ。でも気に入るとおもうなぁ」私の驚く顔が想像できそうな様子です。

扉が開きました。そこは都心の建物の中とは信じられない光景が待っていました。

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