お客様N(22)| 太いディルド

蝋燭に火が付いてからしばらくすると、エリカはそれを床に寝ている伊藤の上にかざした。

炎の根元から、溶けたロウがぽたり、ぽたりとたれる。

それが小太りの体の上に落ちるたび、
伊藤は「ひゃうっ」「ああうっ」と
悲鳴とも感歎の声ともとれる声を上げた。

okyakusaman22赤いロウは落ちて飛び散り、
次第に伊藤の腹や胸全体を真っ赤に染めていった。

それは鮮血に染まったようにも見える、グロテスクな光景だった。

別室で玲子とともに見ていた成田は、顔をしかめた。

「大丈夫なんかありゃ、やけどの方は」

「はい。『低温ローソク』という商品でして、体に害はないはずです」

プレイルームでは床で熱さにもだえる伊藤を横にして、エリカがスーツを脱ぐ。

下に着ていたのは、エナメル風の黒光りするコスチュームだった。
体のところどころ、素肌が見える。

エリカは腰に、ペニスバンドを着ける。

これも先日通販で買ったもので、ソフトリアルディルド・ペニバンセットBだった。

前回使ったものはつるりとしていたが、
これはリアルなペニスの形状をしていて、
その血管まで再現している。

そのリアルさより、太さに成田は驚いた。
遠目に見ても直径4cm以上はありそうだ。

別室の成田がつぶやく。

「おい、ありゃ尻に入るんか」

「私にはなんとも……ただ、エリカさんの判断では大丈夫だろうと」

「元気な時のわしのと、どっちが太い?」

成田はにやにやしながら、玲子に聞いた。

「社長」
玲子は顔を赤くし、目をそらした。

別室では伊藤のアナルへの挿入が始まっていた。

「あひ、ああ、ああんん」
四つんばいになった伊藤がうめく。

入るもんだな……と思いながら成田は、
アナル拡張のために自分の尻に指を入れた時の切ない感覚を思い出していた。

エリカは伊藤の尻を突きながら、伊藤の股間のカチカチになったモノをぬるりとなでたり、しばらくこすったり、やめたりしている。

「じょ、女王様、お、お許し下さい」

エリカはペニバンを尻から抜くと、
伊藤を仰向けにさせてから
またその尻にディルドを入れていった。

そしてまた、伊藤のペニスの先端をふわりとなでてはやめる。

伊藤は床で首を振り、半狂乱したようになっていた。

突然エリカがマジックミラーの方を見て、にやりと笑ったように見えた。

向こうからはこちらが見えないから、成田の位置が分かるはずはない。
しかしその目は正確に成田の目をとらえたような気がして、成田は全身の毛がざわっと逆立った。

それは決して、嫌な感覚ではなかった。

エリカが成田に対し、「次はあなただ」と言っているような気がした。

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