お客様N(19)|初体験

成田は湯船に浸かっていた。
背中と腰に当たるジャグジーの泡が心地よい。

かつてはこの総天然大理石の浴室で、
玲子と痴態を繰り広げたことも一回や二回ではない。

okyakusaman19湯船の中で結合し、
ジャグジーの泡によって振動したこともあった。

あの時の玲子の白く長い手足を思い出し、
成田の下半身は反応しかけたが、やはりそれは気のせいだった。

 

だからこそのアナル拡張だ、
と成田は気を取り直して湯船を出た。

初めてやる事だけに、勝手が分からない。

成田は四つん這いになり、
右手にアナル用ローションをつけ、
そろそろと自分の尻に手を伸ばした。

指の先端が肛門につく、
くにゅっとした感触。

なかなか差し込む勇気が出ない。

--いや、まず周囲をほぐすんだったな

成田は玲子に教えてもらった事を思い出す。

ローションを多めにとって5本の指につけ、
肛門の周囲から撫で始める。

「くふぅん」

思わず、今まで出したことのないような声が漏れる。

アナルの周りをいじられるだけで、
こんなに切ない感覚がするものなのか。

もうだいぶ、尻まわりはほぐれたか。
成田は思い切って、指を入れてみる。

「ああ、ああんっ」

女性のような声が出た。

周囲をなでるのとは、一段階違った感覚。
切なく、情けない。

しかし甘美。

指の方はと言えば、
今までに触れた事のない感触が、
正直少し気持ち悪い。

成田は第一関節まで入れた指を、
もう少し押し込もうとした。

「あひいっ」

その時、アナルが過剰に反応した。

に入ってきた異物に反応し、絞まり、
成田の意志と無関係にそれを押し出そうとした。

成田は痙攣したようになり、
指を入れることも出すこともできないまま、硬直した。

必死で息を整えた。

深呼吸を繰り返し、
気持ちとアナルが落ち着いてから、指を抜いた。

まだ呼吸が落ち着かない。

驚いたが、人間の体としては自然な反応だろう。

それよりも、
ほんの指の先を入れただけなのに感じたあの快感らしきものが、まだ余韻として残っている。

スタートとしては悪くない、と思った。

--初日じゃけんな。こんなもんかの。

成田は思った。

風呂を出ると玲子から報告が来ていて、
伊藤が先日課した少々無理なノルマを達成した、とのことだった。

成田は苦笑した。

--伊藤、お前もワシ同様、尻を突かれたくて仕方ないらしいのう
投資はなんでもそうだが、伊藤が担当している外国為替も頑張りさえすれば結果が出るというものではない。
運も伊藤に味方したのだろう。

早速玲子に指示し、
東京から女王様のエリカを呼び寄せる。

あとは日取りを決め、
伊藤との二回目のSMプレイがおこなわれることになる。

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