お客様N(18)| 混乱収束後

成田の会社は他の投資会社に比べれば健闘したとはいえ、先日の混乱によりダメージを受けたことは確かだった。

損失額は、会社の年間の利益の1/3に上っていた。

「一応危機的状況じゃなくなったゆうても、市場は疑心暗鬼になっとる。こりゃ前のような好景気ムードには簡単には戻らんぞ」

「はい。我が社も何ヶ月かは、赤字覚悟になると思います」

okyakusaman18

成田は玲子と話し合っていた。

「しかし我慢するだけ、ゆうのも癪に障る。伊藤はどうしとる?」

「先月は、好成績とは言えませんでした」

「ちょっと活を入れてみるか。そういや伊藤の二回目のプレイは、ゴタゴタしたせいで延期になっとったな」

「はい。女王様のエリカさんからも、『次の予定は』と尋ねるメールが来ていました。それでは伊藤さんのモチベーションを上げるようなメールを出しておきます」

玲子は伊藤にメールを送った。
--先日社長宅においでになった時に、会われた女性を覚えておいででしょうか。

あの女性が、今月の収益1000万円を達成すればまたお会いしてもいいと言っています--
伊藤にはこれで伝わるはずだった。

そして今度は、成田の方の話である。
成田がSMプレイに参加するために、そのアナルを拡張する必要がある。

玲子はテーブルに器具などをいくつか並べた。
アナルバルーン、タイヨー痔バンド、各種アナルプラグ、アナル用ローション。
玲子が手短に、それらの使い方を説明する。

「なるほど……で、誰がわしのアナル拡張をやるんな?」

「それはその……社長ご自身で」

「なに!自分でか」

プライドの高い成田にとっては、
四つん這いになって自分の尻を自分でいじるというのは、あまり想像したくない図だった。

少なくとも女性にやられるのであれば、性行為の一貫という理由付けができる。

「玲子お前……無理か?」

「…………」

玲子はまゆの間を寄せ、
日ごろめったにしないような渋い表情をした。

もともと玲子は、成田の性機能回復計画に加わるのも嫌がっていた。
それを、大企業の部長なみの給料を出してようやく承諾させた。

玲子は会社の本業の方でも有能だったので、手放したくなかったのである。

愛人の玲子でさえ無理なら、わずかにいる他の女子社員はますます無理。
成田は社長であるとはいえ、専制君主ではない。いやがることを強制することはできなかった。

女王様のエリカはプロだから手慣れているはずだが、普段は東京にいる。
とはいえ、あきらめるつもりはなかった。

勃起力が急激に衰えてから早1年。
その体が、SMのAVを見て反応を示した。
このチャンスを逃したくない。

成田は自分でやると腹を据え、風呂の準備をするように指示した。

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